コモチマンネングサ

ベンケイソウ科

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ベンケイソウ科の多年草で、ひげ根を伸ばす。茎は長さ7~22cm。葉腋に白い球形のむかごをつけ、これが離れて地に落ちて新苗となる。

コモチマンネングサ

ベンケイソウ科

学名:Sedum bulbiferum

 

基本情報・生態・形態

ベンケイソウ科の多年草で、ひげ根を伸ばす。茎は長さ7~22cm。葉腋に白い球形のむかごをつけ、これが離れて地に落ちて新苗となる。

茎は下部で対生、葉身は卵形~へら状である。 上部の茎葉は互生し、葉身はへら状~倒被針形、10~15×2~4mm、基部に向かって細くなり、先は鈍頭である。3つに分かれた集散花序に多数の花をつけ、左右に2分岐する。 花弁は5枚で大小不同で、萼片は離生し、被針形~倒被針形、3~4×約1mm、萼の基部に短い距(きょ)があり、先は鈍頭である。

花弁は離生し、黄色く被針形、4.5~5×約1.2mm、先端は鋭い。雄ずいは10本で長さ約3mm。蜜腺鱗片は倒卵形で、約0.6mm。心皮は基部約1mmで合着し、先端は離生。花柱は約1mm。山地や平原の木陰に生育し、標高1000m近くまで分布する。

 

発生時期

開花時期は4~7月。