シバツトガ

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高温・乾燥を好み、年3~4回の発生である。2~3齢幼虫から芝草の食べかすや土粒をつづって苞をつくり、その中に潜む。

シバツトガ

英名:bluegrass webworm

学名:Pediasia teterrellus Zincken

 

【生態・生活サイクル】

高温・乾燥を好み、年3~4回の発生である。

成虫:前翅の開帳は19~22㎜、体長8~9㎜、前翅は灰褐色を呈し斑紋はない。摂食活動は行わず、夜間活動し、地域性はあるが午後8~9時頃が活動ピークとなる。昼間は樹木や芝草地に潜む。羽化して1~2日後に交尾し、1雌当たりの産卵数は150個前後で芝地に産み落とす。成虫の寿命は5~7日程度である。

幼虫:2~3齢幼虫から芝草の食べかすや土粒をつづって苞をつくり、その中に潜む。老熟幼虫(6齢)になると20㎜前後に達し、幼虫で越冬し4月~5月上旬に蛹化する。

シバツトガ幼虫

シバツトガの幼虫

 

【防除のポイント】

3齢幼虫以降に急に摂食量が多くなり、第2~3化期幼虫による被害が甚大となるため、2化期成虫発生ピーク後の8月上~下旬に幼虫対象に殺虫剤を散布する。幼虫は地際で食害するため、薬剤散布前に芝を刈りこんで、幼虫が盛んに活動する夕方以降に散布すると更に効果的である。

 

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【発生消長と殺虫剤散布タイミング】

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3齢幼虫以降に急に摂食量が多くなり、第2~3化期幼虫による被害が甚大となる。

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