ドウガネブイブイ

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ゴルフ場で発生するコガネムシの中では大型で、幼虫の摂食量が多いため、グリーンに数頭のいるだけで大きな被害をおよぼす。

ドウガネブイブイ

英名:Cupreaous chafer

学名:Anomala cuprea Hope

 

【生態と生活サイクル】

1回の発生で、幼虫で越冬する。ゴルフ場で発生するコガネムシの中では大型で、幼虫の摂食量が多いため、グリーンに数頭のいるだけで大きな被害をおよぼす。

成虫は、広食性であり3045日程度生存するため、発生期間が6月上旬~9月下旬まで続く。

成虫:体長1725㎜、短卵形で背面は盛り上がっており、体色は銅色。個体により青銅~緑銅色の変異がある。

 

【防除のポイント】

グリーン周辺に成虫の好むブドウやウメなど広葉樹の植栽があると被害を受けやすいので、成虫が群がっている場合は定期的に登録薬剤を散布する。

幼虫防除の場合、毎年同じような場所で被害が発生するケースが多いため、予防的に残効性のある登録薬剤を散布する。

 

【エンビューがお勧めする殺虫剤】

タフバリアフロアブル(幼虫防除)

 

【発生消長と殺虫剤散布タイミング】

ドウガネブイブイの発生消長と殺虫剤の散布適期

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ラフ、FWにおいて成虫が潜ったり出たりを繰り返すことにより、芝が浮き上がり芽出し不良を引き起こす。

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チビサクラコガネ

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成虫は夜行性で日没後30分程度が発生ピークとなるため、ゴルフ場では発生に気づかれないケースもある。

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早朝からグリーンを脱出し、再び樹木に集まるが、脱出孔がミミズの糞塚のような土盛となり、プレーに障害をきたす。

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孵化幼虫(仔虫)は足が退化する前に、芝草の直立枝やランナーの基部に入り込み着生する。

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広食性のコガネムシのため成虫の発生期間は6月下旬~9月下旬と長い。晴天の午前中に芝地から脱出し、周辺の餌植物に群がり摂食...

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シバ、コウライシバの茎に産卵し、孵化幼虫は茎を摂食して成長し、2齢以降は地中に潜り細根を摂食する。

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ジキリヨトウとは異なる外来種。卵塊はスジキリヨトウに比べ小さく、草丈の短い芝草を好んで産卵する。

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ミミズ

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日中は生息孔に潜み活動しないが、夜間、特に日没直後や夜明け直前に活動する。1日に排出する糞土は、ほぼ体重に等しいため、糞...

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ウスチャコガネ

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早春の4月上旬~5月中旬から成虫が発生し、ゴルフ場で発生するコガネムシの中では一番早く出現する。

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ヒメコガネ

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成虫は、日中は餌植物を摂食しており発生のピークはつかみにくいため、幼虫対象で8月中旬~9月上旬に予防的に登録農薬を散布す...

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カブラヤガの幼虫

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タマナヤガと同じネキリムシと呼ばれ一般作物の重要害虫であるが、ゴルフ場でもグリーンを中心に被害を及ぼす。

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スジキリヨトウ

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3齢幼虫以降に急に摂食量が多くなり、第2~3化期幼虫による被害が甚大となる。

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ケラ

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土壌に巣穴を掘って生息し、芝の根などを食い荒らすことからしばしば問題となる。水分の多い場所を好んで生息する。

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セマダラコガネ

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6月中旬頃から成虫が発生し、摂食活動はほとんど行わないので、広食性のコガネムシに比べると発生ピークが短く2週間程度になる...

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タマナヤガ

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幼虫は食入孔をつくって昼間はそこに潜み、夜間、地際に這い出し円形状に芝草を食害する。更新作業の穴を巣穴として利用し、生息...

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シバツトガ

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2~3齢幼虫から芝草の食べかすや土粒をつづって苞をつくり、その中に潜む。

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