チビサクラコガネ

成虫は夜行性で日没後30分程度が発生ピークとなるため、ゴルフ場では発生に気づかれないケースもある。比較的乾燥気味の土壌を好むため、排水の良いマウンドやティーなどで発生する。

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チビサクラコガネ

学名:Anomala schoenfeldti Ohaus

 

【生態と生活サイクル】

1回の発生で、幼虫で越冬する。砂質土壌帯を好み、ゴルフ場ではシーサイドコース等で多数発生し、大きな被害を及ぼす。

成虫は夜行性で日没後30分程度が発生ピークとなるため、ゴルフ場では発生に気づかれないケースもある。比較的乾燥気味の土壌を好むため、排水の良いマウンドやティーなどで発生する。

成虫:体長9~12㎜、短卵形で背面は少し銅~緑色の金属光沢を帯びている。

 

【防除のポイント】

成虫の発生は6月中~7月上旬が大よそのピークとなるため、幼虫対象で8月上旬以降に登録農薬を散布する。

 

【エンビューがおすすめする殺虫剤】

タフバリアフロアブル

 

【発生消長及び殺虫剤散布タイミング】

チビサクラコガネの発生消長と殺虫剤の散布適期

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日中は生息孔に潜み活動しないが、夜間、特に日没直後や夜明け直前に活動する。1日に排出する糞土は、ほぼ体重に等しいため、糞...

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早春の4月上旬~5月中旬から成虫が発生し、ゴルフ場で発生するコガネムシの中では一番早く出現する。

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ゴルフ場で発生するコガネムシの中では大型で、幼虫の摂食量が多いため、グリーンに数頭のいるだけで大きな被害をおよぼす。

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成虫は、日中は餌植物を摂食しており発生のピークはつかみにくいため、幼虫対象で8月中旬~9月上旬に予防的に登録農薬を散布す...

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タマナヤガと同じネキリムシと呼ばれ一般作物の重要害虫であるが、ゴルフ場でもグリーンを中心に被害を及ぼす。

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3齢幼虫以降に急に摂食量が多くなり、第2~3化期幼虫による被害が甚大となる。

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ケラ

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土壌に巣穴を掘って生息し、芝の根などを食い荒らすことからしばしば問題となる。水分の多い場所を好んで生息する。

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セマダラコガネ

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6月中旬頃から成虫が発生し、摂食活動はほとんど行わないので、広食性のコガネムシに比べると発生ピークが短く2週間程度になる...

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タマナヤガ

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幼虫は食入孔をつくって昼間はそこに潜み、夜間、地際に這い出し円形状に芝草を食害する。更新作業の穴を巣穴として利用し、生息...

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シバツトガ

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2~3齢幼虫から芝草の食べかすや土粒をつづって苞をつくり、その中に潜む。

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