カドコブホソヒラタムシ

害虫の食害:食品、その他(カビの発生した物品)

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本では本州以南に生息する。食性が広く、貯蔵穀類、穀粉のほか、菓子、加工食品などを加害することもある。健全な穀粒を加害することは少なく、他の昆虫が発生して生じた破砕穀物や粉、カビが生じたものを好んで食する。カビの生えた畳やカーペットなどから大量に発生することがある。

カドコブホソヒラタムシ

// 特徴

体長は1.5~2.5mm内外。体色は褐~黄褐色。頭胸背は雛状印刻と浅弱な小点刻と黄色短毛を装い、胸背全角は瘤状に円く突出し後角は直角。上翅は点刻列と黄色毛を具える。

 

// 生態

世界の熱帯~温帯地方に広く分布する。日本では本州以南に生息する。ホソヒラタムシ類は野外では、樹皮の下、枯枝、枯草、などから発見され、主として捕食性であるが、食性が広く、貯蔵穀類、穀粉の他、菓子、加工食品などを加害することもある。健全な穀粒を加害することは少なく、他の昆虫が発生して生じた破砕穀物や粉、カビが生じたものを好んで食する。カビの生えた畳やカーペットなどから大量に発生することがある。各建材の水分含量の多い新築住宅などで(カビが生え)発生することが多い。年に2~3回発生し、生活適温は25~28℃であるが、暖房等で室温が高ければ冬でも活動する。

 

// 防除方法

発生源となる食品(主に穀類)の整理整頓やカビが発生している物品の除去が重要である。部屋の隅などに落ちてカビが発生した食物や他の虫の死骸などからも発生することもあるので、食べカスなどはすぐに掃除するように心がける。また、食品の保存には、密閉のできる容器を用いるようにする。駆除には、市販のピレスロイド系殺虫剤のスプレーを用いる。大量発生している場合には、部屋の隅々まで薬剤の届く燻煙剤を使用するとよい。しかし、駆除を行っても湿気の多い環境(カビ)を改善しなければ再び発生することがある。

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広食性で、動物質の乾燥食品とくに削り節を加害する。また毛皮、毛織物、じゅうたんや生糸、蚕蛹、剥製標本なども加害する。

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幼虫は暗い所に生息し、動物質の乾燥食品、とくに干魚や鰹節などを食害する。毛織物、毛皮、動物標本なども食害する。

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コクヌストモドキ

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コクゾウムシ

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成虫・幼虫とも米、麦、トウモロコシなどの穀類をはじめ、加工食品(干めん、マカロニ、きりいもなど)を食害する。

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