新型コロナウィルス感染症による影響についてのアンケートレポート

新型コロナウィルス感染症による業界への影響についてのアンケート結果

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2020年5月25日緊急事態宣言が解除され、徐々に経済活動が再開されてきております。一方、冬の到来とともに気温や湿度が低下するにつれ、新型コロナウィルス感染症の感染者数が再び増加傾向に転じており、社会・経済への影響が懸念されております。バイエルでは緊急事態宣言下の2020年5月に続き、11月にも緊急事態宣言解除以降における新型コロナウィルス感染症のゴルフ場ビジネスへの影響について実態把握することを目的として、アンケート調査を実施させて頂きました。

本アンケート調査結果を皆様にフィードバックすることにより、より早い対策を構築するための一助になればと考え、一部前回のアンケート結果と比較しながら、実態把握に努めました。


 

/////////// アンケート概要


// 実施期間:2020年11月16日~12月7日
// 対象:ゴルフ場コース管理関係者様
// 回答者数:96名

 


 

///////////2020年1~10月の貴施設入場者数について

 

2020年1~10月の貴施設入場者数について

(n=96)

// 64%のゴルフ場が、例年に比べて入場者が減少したと回答し、年間通じて多くのゴルフ場で影響が残る結果となりました。ただ、前回調査では3~4月時における入場者数は90%のゴルフ場が昨年度と比較して減少と答えていることから、5月以降徐々にではあるが入場者が戻りつつあるということが分かります。

// 一方で、20%のゴルフ場が例年以上の入場者数と回答しています。地域性の傾向はみられませんでした。ソーシャルディスタンスの取れるレジャーとして海外でもゴルフへの関心が高まっている情報がありますが、日本でも同様の傾向が出始めているのかもしれません。

// 2020年12月のゴルフ特信によると営業中のゴルフ場は昨年比16コース減の2153コースとなっています。この減少幅はここ数年の中で特別大きいものではありません。したがって、コロナ禍の中ではありますが、多くのゴルフ場は企業努力で経営を継続していると推察されます。

 


 

///////////2020年の芝草管理費用の実績(人件費含む)について

 

棒グラフ:どのような項目が減少したか

2020年の芝草管理費用の実績(人件費含む)について

(n=35)

// およそ60%のゴルフ場が、例年に比べて芝草管理費用が減少したと回答しています。前回調査では、およそ70%のゴルフ場が直近1年間の予算について減少を見込むとのアンケート結果が出ており、ほぼ想定通りの結果です。

// また、減少した項目は多岐に渡り、こちらも前回のアンケート結果と同様の傾向でした。

 


 

///////////2020年のパッティンググリーンの農薬散布は、どのような影響を受けたか?

 

2020年のパッティンググリーンの農薬散布は、どのような影響を受けたか?

(複数回答n=153、内訳:複数回答n=44)

// 農薬の費用が減少したと回答した方の内、77%の方がパッティンググリーン用途に影響を受けたと回答しています。前回調査時の見込みはおよそ60%でしたので、比較的影響を受けにくいと考えられていたパッティンググリーンも想定以上に減少措置をとられたことが伺えます。

// 想定以上に実施された対処方法として、「散布回数を減らした」が挙がり、前回調査時の見込み19%より大幅に増えています。

 


 

/////////// 2020年のフェアウェイおよびラフの農薬散布は、どのような影響を受けたか?

 

2020年のフェアウェイおよびラフの農薬散布は、どのような影響を受けたか?

(複数回答n=153、内訳:複数回答n=38)

// 農薬の費用が減少したと回答した方の内、87%の方がフェアウェイやラフ用途に影響を受けたと回答しています。これは前回調査時の見込みとほぼ同様の傾向でした。

// 但し、対処方法として、多くのゴルフ場では、ラフ中心での対応というよりもフェアウェイ、ラフの区別なく農薬の使用量を減らし、コスト管理に苦慮されたことと推察されます。

 


 

/////////// 来年(2021年)の芝草管理予算についての予測

 

来年(2021年)の芝草管理予算についての予測

(n=96)

// 今回の調査で、およそ60%のゴルフ場が例年に比べて2020年の芝草管理費用は減少したと回答しているにも関わらず、2021年度の予測を見てみると2020年に比べ増加予測をしているゴルフ場は11%のみであり、引き続き作業の効率化に向けての対策が求められることが予想されます。

 


 

/////////// 来年(2021年)の芝草管理予算についての予測 ー 2020年実績との関係

 

円グラフ:2020年の芝草管理実績
棒グラフ:2021年の芝草管理予算の予測

来年(2021年)の芝草管理予算についての予測  ー 2020年実績との関係

(n=96、内訳:n=56)

// 実際、2020年に管理費用の実績が落ちた回答者(59%)の内、2021年の予算について43%のゴルフ場においては下げ止まり、41%のゴルフ場はさらなる予算削減が予想されています。

 


 

/////////// 今後の芝草管理計画として検討している改善項目

 

今後の芝草管理計画として検討している改善項目

(複数回答n=208、内訳:上からn=86、n=83、n=39)

// 今後の芝草管理計画として、 41%のゴルフ場で支出削減を検討、40%のゴルフ場で機械化や自動化による作業の効率化を推進することを考えていることが分かりました。

// 一方で、19%のゴルフ場では、さらなる支出増を計画していることがわかりました。このことは2020年度の予算削減から例年通りに戻る動きであると推察されます。

 


 

/////////// 新型コロナウイルスの影響により、芝草管理に関する情報収集方法としてインターネットをより多く使うようになったか?

 

新型コロナウイルスの影響により、芝草管理に関する情報収集方法としてインターネットを より多く使うようになったか?

(n=96)

// 23%の方は情報収集にインターネットをさらに活用しています。

// また、デジタル技術を活用したオンラインセミナーやリモートによる商談への関心の高さが示されました。

 


 

/////////// 今後、販売店やメーカーによる双方向コミュニケーションが可能なオンラインセミナーがますます必要になってくると思うか?

 

棒グラフ:回答の理由

今後、販売店やメーカーによる双方向コミュニケーションが可能なオンラインセミナーが ますます必要になってくると思うか?

(n=95、内訳:複数回答n=241)

// オンラインセミナーの関心の背景として、新型コロナウイルス対策以外に、移動時間の短縮、参加時の場所やスケジュール調整の柔軟性に魅力を感じている結果が得られています。

// バイエルは来年以降このようなセミナーの開催を積極的に検討していきたいと考えています。

 


 

/////////// 今後、パソコンやタブレット等を用いた遠隔操作(リモート)での販売店やメーカーとの商談の機会を増やすべきだと思いますか?

 

棒グラフ:回答の理由

今後、パソコンやタブレット等を用いた遠隔操作(リモート)での販売店やメーカーとの商談 の機会を増やすべきだと思いますか?

(n=94、内訳:複数回答n=188)

// リモートによる商談に関してもオンラインセミナーと同様の回答が得られています。

// 商談に関わる関係者相互ともに、物理的、金銭的負担を軽減できるデジタル技術の活用が求められています。

 


 

本アンケートにご協力頂いた皆様にこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。弊社は今後も皆様のお役に立てるような情報を発信して参りたいと考えております。またこのような機会がございましたらぜひご協力頂ければ幸いです。