新型コロナウィルス感染症による業界への影響についてのアンケート結果
この度は新型コロナウイルスによる影響について、アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
153名の方から回答をいただきましたアンケート結果をお知らせいたします。
//////////// アンケート概要
// 実施期間:2020年5月8日~22日
// 対象:ゴルフ場コース管理関係者様
// 回答者数:153名
//////////// 2020年4~5月のゴルフ場運営に変化はありますか?
※複数回答
多くのゴルフ場で接触の機会を減らす対応が行われています
( n=149 )
// 最も多い回答はゴルフコンペやパーティーの自粛でした。
// 従業員の出勤日を削減しているコースも多いことがうかがえます。
// その他のご意見としては、スループレーの実施やレストラン、風呂、シャワー、ロッカーの提供を自粛しているご意見がありました。
//////////// 例年と比べ、2020年3~4月のゴルフ場入場者数に変化はありましたか?
多くのゴルフ場において入場者の減少傾向がみられています
( n=153 )
// 70%近くの方が、入場者数が大幅に減っていると答えました。
// 3月は前年比83.1%と速報が出ています。(経済産業省:統計調査)
//////////// コース管理の運営に変化はありますか?
※内訳は複数回答
コース管理の上でも接触の機会を減らす対応が行われています
(円グラフ:n=153、内訳:n=114)
// 半数以上のコースで、コース管理の運営方法に変化が見られました。
// 具体的には、就業時間の短縮や出勤者数の削減、管理工数の削減が多くを占めていました。
//////////// 今後1年間のコース管理予算について、予測されるものをお答えください
※内訳は複数回答
多くのコースで、コース管理予算の縮小が予想され、削減項目に関しては分け隔てなく調整される見込みです
(円グラフ:n=150、内訳:n=107)
// 70%以上の方が、予算は下がると回答しました。
// 機械や各資材などあらゆる項目で予算の削減を検討していることがうかがえます。
//////////// 今後1年間のパッティンググリーンの農薬散布は、どのような影響を受けますか?
※153名の内「農薬予算は下がる」と回答いただいた55名が対象
※内訳は複数回答
一定数の方がグリーン向け農薬の予算を削減対象とし、対応することを計画しています
(円グラフ:n=55、内訳:n=74)
// 44%の方は、パッティンググリーンの農薬を例年通りに使用すると答えています。
// 一方で、パッティンググリーンの農薬の削減を検討している方の多くは、農薬散布回数を減らしたり、より低価格の農薬を選択すると答えています。
//////////// 今後1年間のフェアウェイおよびラフの農薬散布は、どのような影響を受けますか?
※153名の内「農薬予算は下がる」と回答いただいた55名が対象
※内訳は複数回答
多くのゴルフ場で、大面積のラフ向け農薬の散布を調整する傾向にあります
( n=72 )
// 多くの方は、特にラフの散布回数や面積を減らすことが必要であると考えています。
//////////// 昨今の状況や新型コロナウイルスを通して、今後のコース管理の働き方に改善が必要とお考えですか?
※内訳は複数回答
将来に向け、多くの方が作業の機械化や自動化を通じて、業務の効率化の実現を考えています
(円グラフ:n=152、内訳:n=83)
// 半数の方が何かしらの改善が必要と考えています。
// 特に機械化や自動化に取り組みたいと考えている方が多いことがうかがえます。
// すぐにできる改善として、作業項目や作業回数の削減を検討している方も多いようです。
本アンケートにご協力頂いた皆様にこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
5月25日に緊急事態宣言は全面解除されましたが、第2波、第3波に備える重要性が高まっています。このアンケートを通して、皆様が、ゴルフ場業界の現状とこれからどのような変化が起ころうとしているのかを把握し、次の一手を考える一助となれば幸いです。
また、前例のない状況でもあるため市場の状況を定期的に調査していき、今後も皆様のお役に立てるような情報を発信して参りたいと考えております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。