マックスフォース マグナムの誤食防止容器の設置個数別効力比較について

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///// 目的

マックスフォース マグナムの用法・用量は『誤食防止容器1個に対して、薬剤を0.4g注入し、注入された容器をゴキブリの生息場所や出没する場所に1㎡あたり1個の割合で設置』だが、ゴキブリとの接触確率が上がったほうが効果に影響するのか、すなわち、①容器を1個設置(薬剤0.4g)、②容器を2個設置(1個当たり薬剤0.2g)、③容器を4個設置(1個当たり薬剤0.1g)の各設置個数の効力を検証した。

強制摂食方法での試験風景

※写真は強制摂食法での試験風景。試験区中央にはシェルターを設置した

 

///// 試験方法

// 試験区・・・1㎡

// 供試昆虫・・・チャバネゴキブリ雌雄 各20頭 計40頭

// マックスフォース マグナムのみを試験区に設置した強制摂食法と、試験検体の他に水・餌(実験動物用固形飼料)を設置した任意摂食法で試験を行った。

 

///// 結果

結果

※1 LT50:Median  Lethal Time(半数致死時間)

 

///// 考察

// 強制摂食法では薬剤をほぼ完食し、LT50値は0.5日未満。

// 任意摂食法では壁面に設置した場合に薬剤摂食量の減少が見られたが、LT50値は0.5日未満であった。

矢印

他の餌が近傍に存在する任意摂食法では、設置個数に関わらず薬剤をほぼ完食し、またLT50値は0.5日未満であった。

よって、本試験では設置個数による効力への影響は見られず、1個でも十分な効果が得られることが確認できた。

 

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マックスフォースマグナムの誤食防止容器の設置個数別効力比較について