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アジェンダ®SC

シロアリ防除剤

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製品の概要

【医薬用外劇物】 高いドミノ効果を発現する殺虫剤フィプロニルを採用した、新しいシロアリ防除剤です。

製品の特長

フィプロニルは非忌避性の殺虫剤で、シロアリを効果的に薬剤へ接触させ、確実に致死させます。より高い"ドミノ効果"を更に低濃度・低薬量(少量の使用) で達成し、非常に優れた効果が得られます。しかも、水に殆ど溶けず土壌粒子との吸着力が強い為、容易に流出せず、環境への心配もありません。

  • 非忌避性の殺虫剤なので、シロアリを効果的に薬剤へ接触させ、確実に致死させる「ドミノ効果」を発現します。
  • 低濃度・低薬量(少量の使用)で、非常に優れた効果が得られます。
  • 微臭性で揮発性が極めて低い(蒸発しにくい)ので、長期にわたり効果が持続します。
  • コリンエステラーゼ活性の阻害がありません。
  • 水に殆ど溶けず土壌粒子との吸着力が強い為、容易に流出しません。

製品情報

  • 成分:フィプロニル…9.1%
  • 性状:微黄褐色の白濁した液体
  • 登録番号:(公社)日本しろあり対策協会 第3486号
  • 認定番号:(公社)日本木材保存協会 A-4220
  • 劇物(1%以下は「毒物および劇物取締法」に非該当)
  • 荷姿:1kg×6本

使用方法

【用法・用量】

希釈倍率:本剤を水で300倍に希釈(0.03%)し、十分に撹拌混合してください。

帯状処理:家の床下基礎、束石、柱の立ち上げ周りに沿って、軽く溝を掘り、低圧で溝からあふれないように1m2あたり1ℓの量を処理してください。処理後は、掘った土を埋め戻してください。

なお、その他の処理に関しては(公社)日本しろあり対策協会編・防除施工標準仕様書に従ってください。

使用方法と注意

使用する場所

住宅、邸宅 公共施設 建設前処理および後処理 屋外 屋内

よく振ってからお使いください。

 

使用上の注意

〔使用に際しての注意事項〕

●使用前に必ずラベルをよく読み、十分理解した上で使用してください。

施工箇所(床下)と居住空間との間に空気の交換がある構造の建物の場合(空気循環式等)、処理は行わないようにしてください。

使用する処理方法、処理薬剤については、日本しろあり対策協会の安全管理基準に従い、事前に居住者への説明を行い、了承を得てください。

施工現場の近隣にも事前に、その旨を通知し、十分な配慮を行ってください。

●定められた用法及び使用量を厳守し使用してください。間違った使い方をすると、効力不足や健康を害することがあります。

●環境を汚染しないように乱用を避けてください。池、井戸、地下水等を汚染するおそれのある場所、蜜蜂、蚕(桑)、水生生物等に被害を及ぼすおそれのある場所では使用しないでください。

●希釈する場合は薬剤がはね返らないようにして、均一によく撹拌し、手や指で直接かき混ぜるようなことはしないでください。希釈用の容器は専用のものとし、他とは兼用しないでください。

●使用に際しては、必要量だけを取って調製し、その都度使い切ってください。

●本剤を他の薬剤と混合したり、加熱したりしないでください。

●薬剤によって、アレルギー症状やカブレ等を起こしやすい特異体質の人、また健康状態の思わしくない人、妊娠中の人は、薬剤の処理作業には従事しないでください。

●居住者や近隣の住民に、病人、特異体質者(アレルギーや化学物質に過敏な体質等)、妊産婦、乳幼児等が居る場合には、薬剤の影響が出ないようあらかじめ関係者やかかりつけの医師と相談してもらうなどして、十分に配慮してください。

●散布が終了するまでの間は、居住者が薬剤にばく露されないよう細心の注意を払い、念のため薬剤の影響のない部屋や階上の部屋等で過ごしてもらうようにしてください。

●食品、食器、飼料、玩具、寝具、衣類、愛玩動物、観賞魚、植物、貴重品、美術品、楽器、電気製品等はあらかじめ他へ移すか、あるいは格納し、薬剤がかからないようにしてください。

散布中は、居住者が床下進入口のある部屋に立ち入らないための措置を取ってください。

散布中の薬剤の室内への飛散をできるだけ防ぐための措置を取ってください(例:薬剤による室内汚染を防ぐための養生、床下進入口をビニールシートや床板等で覆う措置等)。

散布中は、薬剤が他の部屋に飛散しないように、床下進入口のある部屋の開口部(ドア、引き戸、窓等)は閉じるか、ビニールシート等で必要な養生をしてください。また、床下からの室内への空気流入を防ぐために換気扇は使用しないでください。

散布終了後は最低1時間、十分に換気を行い、その間居住者は床下進入口のある部屋へは入らないようにしてください。

●植木や植栽などの植物にかかると枯れる等の薬害が出るおそれがあるので、屋外での使用や風によるドリフト(飛散)等により、薬剤が植物にかからないよう、あらかじめ養生を行うか、移動させるなど、十分に注意して使用してください。

〔使用中又は使用後の注意事項〕

●本剤の原液は石材類、木材類、金属類、配線類、ガス管、水道管(硬質塩化ビニル)、畳、床材(塩化ビニル)、断熱材等に付着した場合は着色、変色又は変形する場合があり、また本剤の希釈液は塩化ビニル等に付着した場合には着色することもありますので、覆う等の措置をし、薬剤がかからないようにしてください。

●使用に際しては、適切な保護具を必ず着用し、身体の露出部を少なくして薬剤を浴びないよう、また吸入しないようにしてください。推奨の保護具性能は以下のとおりです。

  • 防護マスク(JIS T8152 DS2:集塵率95%以上の規格又は同等以上)

  • ゴーグル型メガネ(JIST8147:ゴーグル型又は同等以上)

  • 不浸透性手袋(JIS T8116:防水機能を有する不浸透性又は同等以上)

  • 長袖の不浸透性防除衣(防水機能を持ったもの)

●保護具および使用する機械器具類は、あらかじめよく点検整備しておいてください。

●散布機の圧力は、薬剤が不必要に広がらないように注意して調整してください。また、風の強い場所での使用は避けてください。

床下等、風通しの悪い空間で作業する場合には、ばく露に注意して、長時間の連続した作業は避けてください。

●薬剤の調製、散布中は喫煙、飲食をしないでください。また、使用中または使用後にトイレに行くときは、手や顔をよく洗ってから行ってください。

●薬剤が皮膚についた時は、直ちに石けんと水でよく洗ってください。万一、薬剤が眼、口などに入った場合には直ちに水でよく洗い流してください。作業中に大量の薬剤を浴びた場合は、直ちに汚染した衣類を脱ぎ、シャワーを浴びる等して、体に付着した薬剤を洗い落とし、清潔な衣類に着替えてください。また、必要に応じて医師の診察を受けてください。

●作業終了後は、直ちに石けんと水で手や顔をよく洗い、うがいをしてください。また、衣類は清潔なものに着替えてください。

●一日の作業終了後は、必ず入浴またはシャワーで身体をきれいに洗ってください。特に毛髪・顔・手・足等の露出部分は入念に洗ってください。

●万一、誤って薬剤を飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の診察を受けてください。また、薬剤の使用により、身体に異常を感じた場合等には直ちに使用を中止し、清浄な空気の場所で安静にして、速やかに医師の診察を受けてください。医師の診察を受ける際には、使用薬剤名(アジェンダSC)、有効成分名(フィプロニル)、症状、被曝状況等について出来るだけ詳細に医師へ告げてください。また、吐物が気管内に入らないように細心の注意を払うようにしてください。動物実験ではフェノバルビタール製剤の投与が有効であると報告されています。

●作業時の衣服は、他の衣服と区別して洗濯し、保護具も洗剤でよく洗ってください。希釈や薬剤処理に用いた機械器具類もよく洗ってください。

●使用済みの空容器は水又は石けん水等でよく洗い、小児が触れないようにするとともに、他に転用しないでください。汚染した器物や洗浄液は、作業現場から持ち帰り、処分に当たっては、自治体の条例や指導に従って処分してください。決して、河川、湖沼、下水道等の水系や地下水を汚染するおそれのある場所には捨てないでください。

●使用中に、周辺に被害を及ぼす可能性のある事故が発生した時は、直ちに関係機関に通報してください。 


〔保管上の注意事項〕

使用後に残った薬剤原液は、ラベル表示のある元の容器に密栓し、食品、食器、飼料等他のものと区別して保管してください。また、一度開封したものはできる限り早く使い切ってください。

本剤は医薬用外劇物です。保管場所は小児の手の届かない鍵のかかる直射日光や雨水が当たらない乾燥した涼しい場所に保管してください。

  

〔その他の注意事項〕

●使用に際して、不明な点、事故等が生じた場合はお客様相談室(0120-575-078)へご連絡ください。

●購入した薬剤は速やかにお使いください。

●廃棄する場合、内容物、容器は都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託してください。

●寒冷地等では、凍結することがありますが再溶解すれば、使用にさしさわりはありません。常温で自然に再溶解しますが、急いで溶解させる場合は60以下のお湯で温浴溶解させてください。

●火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めてください。

●移送取扱いは、ていねいに行ってください。

●漏洩等の事故が発生した場合には、保健所、消防署又は警察署に直ちに届け出るとともに、必要な応急の措置を講じてください。また、盗難・紛失事故が発生した場合には、直ちに警察署に届け出てください。薬剤が漏洩した場合には次のように処置してください。

保護具を着用し、吸収性の媒体、例えば砂、軽石、ボロ布、オガクズ等に吸着させ、広がりを阻止して回収してください。

②漏洩した薬剤が井戸、池、河川などの水系に流入した場合は、直ちに警察署・保健所等関係機関に報告してください。

●体調の悪いとき、飲酒後等は取り扱い及び作業をしないでください。

●本ラベル記載事項を含め、薬剤を安全に使用するために、(公社)日本しろあり対策協会「しろあり防除施工における安全管理基準」に従い、作業を行ってください。

 

本剤のラベル記載事項を守らずに生じた事故・その他被害への責任は、当社では負いかねます。

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