発生させないことが最大のポイント「ピシウム病対策」

1.赤焼病・ピシウム病とは?

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///// 赤焼病・ピシウム病の分類

赤焼病・ピシウム病は今のところ下記のように分類されています。全てをまとめて「ピシウム性病害」と呼ぶこともあります。

 // ベントグラスに発生する主なピシウム菌による病害

ベントグラスに発生する主なピシウム菌による病害

赤焼病菌以外のピシウム菌による病害の総称をピシウム病をと言います。

参考文献:「芝生病害アトラス 3rd Edition」 八田、「日本植物病名データベース 2020年時点」

 

///// 赤焼病とは

 // 病原体:ピシウム菌

 // 発生する芝種:主にベントグラス、スズメノカタビラ

 // 高温多湿の条件下でのみ発生

 // 特に熱帯夜では注意が必要

 // 発生の兆候がつかみにくい

 // 急激に病徴が進行し、ベントグラスグリーンに深刻なダメージを及ぼす

赤焼病

 

///// ピシウム病とは

 // 病原体:ピシウム菌

 // 発生する芝種:ベントグラス、日本芝、ケンタッキーブルーグラス、ライグラス

 // 赤焼病以外のピシウム菌による病害の総称

 // 年中、いずれかのピシウム菌が関与して病害が発生する

 // 病徴は千差万別であり、目視による判別は難しい(以下はすべてピシウム病の写真)

ピシウム病

ピシウム病

ピシウム病

ピシウム病

ピシウム病

ピシウム病

ピシウム病

 

特に炭疽病や細菌病との判別は難しいため病害診断の利用をおすすめします。

ピシウム病と炭疽病と細菌病 

※Envuの病害診断については「よくある質問と回答」に掲載しております。

 

///// ピシウム性病害の発生時期

 // ピシウム病は1年中発生リスクがあるので注意が必要

ピシウム性病害の発生時期

 

 // 海外では根部への感染も報告されている

ピシウム病の根部への感染

 ✔ ピシウムルートディスファンクション:根の機能不全を引き起こすこと

  • 造成間もないサンドグリーンで発生しやすい
  • 春から初夏に根部に感染し、夏になると発病する

 ✔ ピシウムルートロット:1年中感染リスクがある

 

次のセクションでは、赤焼病・ピシウム病の病原菌「ピシウム菌」についてご説明します。


 

2 赤焼病、ピシウム病の病原菌「ピシウム菌」とは

3 ピシウム性病害の耕種的防除方法

4 ピシウム性病害の化学的防除方法

5 Envuがおすすめする殺菌剤

 

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